「人はなぜ生きるのか・・・」

なんて難しい悩みは別にして、私たちが日常生活で

迷うことは、たいてい「どっちにしようかな・・・」と、

選択を迫られたときじゃないかな。



迷いには3つの方向があります。



①プラスとプラス  Aもやりたい Bもやりたい 場合。

②マイナスとマイナス  Aもやりたくない Bもやりたくない 場合。

③プラスとマイナス  Aはやりたいが いやなBもついてきてしまう場合。





①はたとえば、同じ日に海にも山にも誘われて、どっちにも行きたい、

でもどちらかにしかいかれない場合。

②は、掃除はしたくないが、しないで怒られるのもいやだなあという場合。

③は、アイスクリームが好きで食べたいけど、食べると必ずおなかが

 痛くなってしまうような場合。

迷いがおきたら、まず、どのタイプか整理してみてね。

それから、心のグラフを作ってみて。

Aは何点くらいしたいとか、Bは何点くらいだな、とか。

ハートの絵を描いて、色分けしてみるのもいいかも。

時間をかけて何回かやると、自分の本音が見えてくるよ!

 

うまく話せるようになるには?

テスト前、勉強しようとしていたあなたに、クラスメートが「ちょっとノー

トを貸してくれない?」と言ってきました。貸してしまったら勉強ができませ

ん。そんなとき、どんな言い方をしますか?

 

①今使うところだから、ノートなんて貸せないよ!

②(嫌だけどしぶしぶ) ・・・いいよ・・・。

③今日は使うから貸せないけど、明日ならいいよ。あさって返してね。

それぞれの言い方から、どんな感じを受けますか?

 

①は「自分は○、相手は×」の言い方です。

もちろん嫌なら断ってもいいのですが、

この言い方では相手はきつく感じるかもしれません。

 

②は「自分は×、相手は○」の言い方です。

相手に気をつかって合わせても、結局自分が

困ってしまいます。

 

③は「自分も○、相手も○」の言い方です。

無理のない範囲でこたえているので、

相手もどうしたらいいかわかりやすく、

きちんと扱ってもらったという気になります。

 

話が苦手という人には、

①のように、自分のことで精一杯になってしまってきつい言い方をしてしま

うタイプか、

②のように、相手を優先させすぎて、自分が疲れてしまうタイプが多いので

す。

 

今日から、③のように「自分も相手も気持ちいい言い方」を目指してみませ

んか?一人では難しい人、相談室がお手伝いします!

 

落ち込みから立ち直るには?

何か失敗をしてしまったとき、思うようにことがすすまなかったとき、

私たちはつい「もうだめだ・・・」「これだから自分は・・・」と、

どんどん落ち込んでいってしまうことがあります。

生きていれば、時にはつらいこともあるものね。

 

しかし、いつまでも落ち込みを引きずるのは、もったいないもの。

そんなときは発想の転換を練習してみましょう。

 

①他の人の目線になってみる

授業中、うまく発言できなかった。間違えてしまって恥ずかしい。

本人には忘れてしまいたい思い出でも、他の人はさして

気にしていないものです。自分が座っている椅子を離れ、

反対側からその椅子に向かって、つまり落ち込んでる

自分に向かって、話しかけてみてください。

きっと気にならなくなるはずです。

 

②小さな箱に詰める

失恋してしまった。悲しくてもう自分は何も手につかない

ひとつの感情で自分が覆われてしまったときは、

胸にあるそのモヤモヤを集め、手のひらにのせて、

小さな箱に詰めるイメージで自分から切り離してみましょう。

いつもの素敵な自分が顔を出すはずです。

 

③言葉に出してみる

「失敗したからといって、これからもダメだと決まったわけではない」

「自分はできる」そんな気になれなくても、口に出していると、

言葉の力できっと元気になれます。

だって失敗はあなたのほんの一部でしかないから。

 

簡単じゃあないけれど、練習すればうまくなります。

 

記憶力をよくするには?

テスト前、「もっと記憶力がよくて、どんどん覚えられたらな・・・」と、

思わない人はいないでしょう。

 

覚えるための努力は必要だけど、どうする努力なら効率よくしたいもの。

そこで今回は記憶のコツをお伝えしましょう。

 

 

①意味づけ

ただ機械的に覚えるのではなく、理由や背景もセットにすることで

思い出しやすくなります。

たとえば「mountain」と「monkey」という単語を

覚える場合、山にサルが出る映像を思い浮かべ

ながら練習するなど。また、

「1192年=いい国つくろう鎌倉幕府」のような

ゴロ合わせもこれに入ります。

 

②まとめ

ただ順番に覚えるだけでなく、内容で

まとめた方が覚えやすいことがあります。

「りんご」 「えんぴつ」 「ペン」 「バナナ」を覚える場合、

「りんご」 「バナナ」=くだもの

「えんぴつ」 「ペン」=文房具 とまとめた方がよいのです。

 

③自分と関連づける

 歴史上の人物を遠い人と思わないで、自分だったらどうするか

考えてみるとか、自分が買い物に行くときにどういう計算をするか

とか、自分の体験と関連づけて覚えると忘れにくくなります。

 

人によって得意な方法はちがいます。

相談室で、一緒にテスト対策の方法を探してみませんか。

 

相談室便り

昔から恋愛は、文学や芸術の大きなテーマでした。

相談室でも、恋の悩みは後を絶ちません。

 

なぜ人を好きになるかについて。

遺伝子の影響だとか、自分に足りないところをもっている人に

魅かれるらしいとか、男の子ならお母さん、女の子ならお父さんの

面影を探すからとか、いろいろな説があります。でも実際は、

よくわかりません。たくさんの人の中でどうしてその人でないと

いけないのか、考えると不思議ですね。

 

本当に人を好きになると、自分のことがいろいろ見えてきます。

自分の優しさや心の狭さや、ちょっとしたことで感情が動く繊細さ。

それは恋の苦しみと引き換えに手に入る貴重な体験です。

 

やみくもに相手に気持ちを押しつけたり、相手を自分の思うようにしようとしたりせず、

本当に相手を大切に思うならどうすればいいかよく考えて、素敵な恋をしてください。

 

悩める方、いつでも相談室でお待ちしていますよ。

 

やる気がでないときはどうすればいいの?

いつでも元気に勉強やスポーツに打ち込めれば

いいけれど、なかなかそういうわけにもいきませんね。

 

身体が疲れすぎると風邪を引いたり熱を出したり

するように、こころも疲れると、やる気がなくなるのです。

少しがんばりすぎたよー、休もうよー、というこころからのサインなのです。

 

そんなときは無理しないで、まずはよく寝て体力回復。

気持ちがすっきりしないときは、自分の感覚器(眼や耳や鼻)を

使って、気持ちいいことをしてみてください。

 

たとえば好きな絵を眺めてボーっとする、

好きな音楽を聴く、好きな香りの中で過ごすなど。

 

日ごろ「やらなくてはいけないこと」ばかりに使っている

自分の身体を、「やりたいこと」に使ってみるのです。

 

しばらくすると、きっといつもの元気が戻ってきますよ。

 

お友達のそうだんにうまくのるには?

一番最初に相談をする相手は、「友達」という中学生が

多いのです。皆さんも日ごろ、お友達の相談にのることが多いのでは?

 

うまく答えてあげなくては、と思えば思うほど、難しいですよね。

自分の意見を言っても、「でもさー」なんて言われてしまったり、

いくら考えても、よい答えが思いつかなかったり、します。

そんなときの、ちょっとしたコツをお教えしましょう。

まず、焦っていい答えを出さないとと思わず、よく話を聞いてあげてください。

そして、お友達の気持ちに注目してみてください。

「ああ、それがいやだったんだね」とか、「悲しくて何も考えられないんだね」とか。

 

気持ちをわかってもらえれば、それだけでお友達の気持ちは落ち着いてくるはずです。

そのあとは、思ったとおりに、「自分だったら・・・」「でも・・・」と意見を言いつつ、

一緒に考えてあげれば、いい答えが見つからなくても、

お友達は少し元気になるはずです。

 

詳しいコツは、相談室までどうぞ!

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